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【PC88】ザナドゥ 無理ゲー

【PC88】ザナドゥ
 無理


無理なんですよ。このゲーム。僕には絶対に無理だ。
僕はこのゲームと出会うことで絶対に無理なゲームもあるということを学びました。

僕とザナドゥとの出会いは閃の軌跡からでした。誰もが名前を聞いたことがある名シリーズ。でもやったことはない。ていうかどんなゲームかも知らない。で調べてみたんです。
まず閃の軌跡シリーズは、閃の軌跡IVまで出ています。じゃあせっかくなので1からやりましょう。ここまではいいですね。
次に、閃の軌跡は、軌跡シリーズの3作目に当たります。空の軌跡零の軌跡に続く3作目です。じゃあせっかくだから空の軌跡からやろう。
次に、軌跡シリーズは英雄伝説シリーズの3作目に当たります。
ん??この辺から怪しくなってきました。
つまり、「閃の軌跡」は「英雄伝説シリーズ」の8作目に当たるということです。閃の軌跡シリーズは4作出ていますし、他の作品もたくさん出ているので、閃の軌跡4は英雄伝説シリーズの14作目の作品になります。
って多すぎでしょ!もう追えないよ!この時点で多くの人は閃の軌跡をプレイすることを諦めることでしょう。一生プレイ出来ないゲームじゃないか!と。

ところが、ここで更なる衝撃の事実が明らかになります。

英雄伝説シリーズ」は、「ドラゴンスレイヤーシリーズ」の6作目に当たります。

つまり、閃の軌跡IVは、ドラゴンスレイヤーシリーズの19作目ということになります。ザナドゥシナリオ2とか、ソーサリアン追加シナリオも足すと20を軽く超えます。終わった。

ということで!
始まりましたドラゴンスレイヤー初見プレイ!

ドラゴンスレイヤーシリーズ1作目のドラゴンスレイヤーはこれ、PC88、BGMなんてもちろんありません。SEもビープ音です。PCの電源入れた時の「ピッ」てアレの音程だけ変えた感じ。最高です。ハハハ。

でも面白かったですよ。
オープンワールド探索型のアクションRPG。パズル要素やパロディネタもありラストにはドラゴンをスレイヤーする。と言うと聞こえはいいがこの見た目ですね。でも見た目の割りにはまあ、面白かったです。(1面ボスを倒すところまではいけた。)

で、次にドラゴンスレイヤー2をプレイしようとなるわけですよね。ここでやっと登場するのがザナドゥなんですよ。
これが遊べないんだ。難し過ぎるんですよ。
ゲーム内容は前作の見下ろし戦闘と横スクロールアクションゲームのハイブリッドに。それは面白いんです。
問題なのはこのゲーム、敵の出現数、出現位置、落とすアイテムが全て固定で、アイテム配分を間違えると即詰みになるということです。 つまり、「あの位置に出現するアイツの3体目とアイツの2体目が何々を落とす」ということを全て把握しなければなりません。
しかもこのゲーム、アクションRPGですから敵が動き回ります。つまり、目の前の敵がどの位置からスポーンしたどの敵なのかも分かりません。同じ敵が色んな場所に登場しますし、それがどの場所の何体目の敵かを理解し、ソイツが何を落とすかを把握しなければならない。
そして一番問題なのは、アイテムが足りてないことに気づけるのは相当あとになるということ。「今目の前の敵が倒せないのは、1時間前のあの時にアイツを倒すのに使ったアイテムが違ったんだ」とか気づく必要があるということです。
つまり、ザナドゥは全ての敵とアイテムと配置を完璧に暗記しパターン構築しなければならない、超鬼畜ゲームなんです!例えるなら風来のシレン99Fをランダムではなく全敵全アイテム固定でプレイするようなもの。即降りなんかしたらアイテムが足りなくて即詰みです。

でも、このゲームの恐ろしいところはそこじゃないんですよ。僕はそれ以上にこのゲームの恐ろしい部分を知っています。
それは「このゲームが上で説明した超鬼畜ゲームだということにプレイしてる本人は気づけない」ということです。
僕は最初普通に楽しんでプレイしてたんです。でも急に言われたんですよ。「もう詰んでますよw」って。「リセットした方がいいですよ」って。意味が分からないでしょ。僕は普通にRPGをプレイしてるだけなのに、見てる人からはデータ消せって言われるんです。
そこで上で説明したようなゲームだと初めて聞かされたんです。全然遊び方を間違っていたらしい。だって知らないでしょう。ドラクエだと思ってプレイしていたのに、最初の草原の3体目のスライムの倒し方が違うから詰んでます。とか言われても知らない知らない。

だから無理なんです。それを知ってしまったらもう遊べない。

ということで僕はザナドゥを諦めてさっさと次回作に進むことにします。やっぱり古いゲームはキツイ。古いゲーム特有の不親切さや理不尽さがどうしても目に付きます。特にこのゲームはそれが顕著です。
こういうゲームって大体続編が出るたびに簡単になっていくわけですし、色々改善もされて遊びやすくなっていると思います。
ザナドゥも理不尽な難易度を除けば結構面白いゲームなので、きっと次回作ではかなり親切で面白いゲームになっているだろうと思うと本当に楽しみです。